以前はたしかにそこにあったが、時代の変遷とともに消えてゆくものたち。
それが史跡であれば記録が保存されるが、その他の多くは記録されずに、人々の記憶の中でのみ保持されている。
やがて失われてしまいそうな、そんな「小さな記憶」をここへ静かに残しておきたい。
日本平パークウェイにあった店
静岡市の日本平(有度山)には、静岡市の市街地と日本平の山頂を結ぶ観光道路が通る。
西側の静岡市街方面から登る「日本平パークウェイ」と、東側の清水方面から至る「清水日本平パークウェイ」だ。
現在は山頂付近に観光施設が集中しているが、かつては西側の日本平パークウェイ道中で営業する店舗があったと聞いた。
ドライブイン「アンデス」
路上観察仲間のなかでも70代の皆さまから、度々その存在を伺っていたアンデスの名称。
現在の日本平パークウェイで車を走らせても、その痕跡を容易に確認することはできない。
まずはweb上に点在する限られたソースを探索する中で、いくつかの有力な情報を入手することができた。
日本平パークウェイはかつてから、車やバイクでの”走り”を愛好される方々に愛されてきた。
界隈ではそれぞれのカーブやストレートに愛称がつけられ、共通認識となっている様だ。
そこで発見したアンデスの痕跡、「アンデス ストレート」の存在。
黒犬さんのブログより、日本平パークウェイのコースマップが参照できた。
ぜひご覧いただきたい。
※ちなみにマップ内の”おでん屋コーナー”では、空き地に屋台のおでん屋さんが出店していたとの証言も知人より得られた。
こちらから分かる大まかな位置情報、そして当時を知る方々から得られた駐車場や敷地の様子から、国土地理院地図の航空写真(過去に遡って閲覧できる)でそれらしき存在を確認することができたのだった(…!)
1970年代の航空写真だ。
駐車場に、店舗らしき建造物の屋根も見てとることができる。
そして同座標の、現在の姿がこちら。
すっかり植物によって覆われてしまったが、木々の成長の具合からどことなく痕跡を感じることができると思う。
2年ほど前だと思うが、駿河区小鹿にある小鹿の森公園より伸びる、遊歩道コースを歩いてみたことがある。
やがて日本平パークウェイに到達し引き返したのだが、終点のあたりは不自然なコンクリートの舗装がなされていたと記憶している。
(日本平パークウェイは歩行者立ち入り禁止なので要注意)
当時は、そこにドライブインが存在していたことなど知らなかったのだが…
あの場所こそが、かつて存在したアンデスの痕跡に違いない。
↑現代の地図と当時の航空写真を重ねてみると完全に一致…!
と、今回の検証はここまで。
現地へ再訪問しようと考えたが、夏は木々が生い茂り蜂などの危険生物も活動が盛んなため、また寒くなった頃に足を運んでみようと思う。
その際は、この記事に追記して記録に残しておく予定だ。

さんぽイベント、
参加しませんか?
土曜日の午前、
静岡市内を一緒に歩きます。
初めましての方、
お一人での参加大歓迎です。


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